【大分むぎ焼酎二階堂】郷愁を誘う歴代CMまとめ
大分県で作られているむぎ100%の焼酎二階堂。
二階堂のCMは1987年から放送されており、毎年新しい作品が放送されるんですよね。
商品の紹介や飲むシーンはほとんど登場せず、各地の自然や町並み、身の回りの風景などを印象的に切り取った芸術的な映像が特徴なんですよね。
さらに「二階堂のCMと言えば」というほどに印象的なのが、独特の空気感を持った語り。
郷愁を誘い、心の奥にグッと語りかけてくるようなこれまでCMは、放送スタート以来根強いファンを獲得しているんですよね。
この記事では二階堂のCMを網羅。
独特の世界観を紹介していきますね。
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【大分むぎ焼酎二階堂】郷愁を誘う歴代CMまとめ
「文士」篇
1993年に公開された「文士」篇。
男性の生きざまのようなものが感じられるCMで、『日本文化私観』『堕落論』『白痴』などの代表作で知られる作家、坂口安吾さんの写真も登場します。
誰とも違う人生を歩む男性と、麦100%をうたう二階堂の信念を重ねているのでしょうね。
映像では坂口安吾さんの写真のほか、昭和時代の渋谷駅付近、そして熊本県の阿蘇山砂千里ヶ浜が使用されています。
(ささしな)
「雨宿り」篇
2001年に公開された「雨宿り」篇。
雨というのも、記憶を呼び起こす一つの存在ですね。
このCMで語られている通り、雨を見ると記憶の海に流されるという方も多いのではないでしょうか。
ともあれ、それはほとんどが過去の記憶で思い出したところでどうにもできない思い。
雨が止めばまた日常に戻るのでしょう。
しかし締め付けられる胸の痛みだけは本物というのが、どうにも切ないですよね。
この映像では、大分県にある野上弥生子文学記念館、二王座歴史の道などが使用されています。
(ささしな)
「旅人の車窓」篇
1999年の大分むぎ焼酎二階堂CM「旅人の車窓」篇です。
数十秒間ですが、木製床の昔懐かしい古い電車で旅ができるすてきなCMです。
深い緑をかき分けて走る電車の車窓は見渡す限りの緑。
そして、ラストシーンには白い服を着た男女が、枕木が取り外され廃線となった道を歩いていく。
断片的な映像ながら、とてもロマンチックな仕上がりです。
「一人の時間・日常」篇
パソコンやスマホ、インターネットが当たり前な時代だからこそ、こういうアナログな世界観にあこがれを抱いてしまう方、多いんじゃないでしょうか。
『一人の時間・日常』篇は昔ながらの暮らしを続ける男性が主役。
レトロな喫茶店でくつろいだり、銭湯に入ったり……今時の暮らしをしなければいけない、なんて決まりはありませんもんね。
「自分の合った生き方をしよう」そう思わせてくれるCMです。
福岡で撮影されているので、お近くにお住まいであれば見知った風景が出てくるかも。
(荒木若干)
「夢の奥へ」篇
不思議な物語の世界に迷い込んだかのような気持ちにさせてくれる「夢の奥へ」篇。
この不思議な雰囲気をさらに引き立てるようなCMソングを制作したのは、数々のCMソングなどを手がける中谷信行さんです。
バレエの練習をする女性、白無垢に身を包んだ女性、化粧をする女性などが登場し、人それぞれの人生を表現しています。
それぞれの人にそれぞれの故郷があり、その故郷は何かあったときに帰れば人生のヒントを与えてくれるのではないか……。
そんなふうに感じさせてくれるストーリーが描かれています。
(SAKI)